壱岐市民でもないのに、「令和3年8月1日執行予定の壱岐市議会議員一般選挙」が興味津々なこの頃です。
当方としては、今のところ「1人の現職さん」と「3人の新顔さん」のファンなので、この4人が議場で市民の代弁者となってくださればと思いますし、主権者教育・選挙啓発のマニアとしても、新型コロナウイルス感染症の蔓延に負けずに投票率の維持・向上と、新しい生活様式に対応した「政治と市民の社会的な距離の縮減」に繋がればいいなと思っているところです。
で、壱岐市出身の大学生さんなど、「住民票を壱岐市に置いたまま、福岡市や東京などの進学先に行ってしまっている。壱岐市の有権者として投票に行きたいけど、新型コロナウイルス感染症の蔓延が続いているので、帰省はもちろん、投票のために壱岐に戻るのも自粛しなければいけないが、投票はあきらめたくない!」という方向けに、この記事では『不在者投票』をご案内してみます。
「投票に行きたいのに、壱岐にいないから諦めないといけない」という思い込みは捨てて、有権者としての権利を行使してみませんか。ぜひ壱岐のために、「それぞれの地から投票」というチャレンジをしてみてください。
不在者投票とは
壱岐市のWebサイトによると
選挙当日に仕事や旅行などで、名簿登録地以外の市町村に滞在している方や、入院・入所中の病院や老人ホームなど、その施設内でも不在者投票ができます。
とあります。
どういうことかというと、「事前にしかるべき手続きをすると、いま、自分が滞在している自治体の選挙管理委員会で投票ができたり(「仕事や旅行など滞在先での不在者投票」「不在者投票施設での不在者投票」)、郵便で投票用紙を壱岐に送付して投票ができたり(「郵便等による不在者投票」)が可能になります!
この記事では、主に「福岡市や東京などにいる、壱岐市の有権者な学生さんや若手社会人さん」を想定していますので、「仕事や旅行など滞在先での不在者投票」に絞ってご紹介してみたいと思います!
不在者投票にチャレンジ!
やることは簡単です。
- 壱岐市のサイトから、不在者投票のページを参照する
- 「仕事や旅行など滞在先での不在者投票」の文章を見る
- 「仕事や旅行など滞在先での不在者投票」の欄にある『不在者投票宣誓書(請求書)』をゲットして印刷する
- 『不在者投票宣誓書(請求書)』を、早めに壱岐市役所の壱岐市選挙管理委員会に送付する
- 追って壱岐市選挙管理委員会から、お手紙がやってくる。それを受け取って熟読する。
- 投票用紙を持って、滞在先のお近くの市町村の選挙管理委員会へ書類を開けずに持っていき、そこで不在者投票を行う
- 滞在先のお近くの市町村の選挙管理委員会さんが、壱岐市選挙管理員会に送付してくれて、壱岐市選挙管理委員会さんが投票として受け付けてくれる。
カンタンですね!
けど、念のために、各項目を少し詳しく追いかけてみたいと思います!
壱岐市のサイトから、不在者投票のページを参照する
具体的にはこのページ
①「仕事や旅行など滞在先での不在者投票」の文章を見る
具体的には、こう書いてあります!
②「仕事や旅行など滞在先での不在者投票」の欄にある『不在者投票宣誓書(請求書)』をゲットして印刷する
具体的にダウンロードすべきところを、赤で囲ってみました!
なお、なんと親切なことに、「仕事」の場合のサンプルを載せてくれています!
「学業」のときは、「仕事」の代わりに〇をつける場所を「学業」に変えましょう!
③『不在者投票宣誓書(請求書)』を、早めに壱岐市役所の壱岐市選挙管理委員会に送付する
滞在先のお近くの市町村の選挙管理委員会で投票をすることができるのは、よっぽどのことがなければ、7月30日(金)までじゃないかなと思います。滞在地の市町村で選挙が行われていない場合は、滞在地の市町村選挙管理委員会の執務時間内(平日の開庁時間)になります。土曜日に開庁(企業でいう営業)している自治体でも、選挙管理委員会は「平日しかやってませーん」というところが多いのではないかなと思います。
あとあとのことを考えると、可能な限り早めに請求書をお送りしておいた方がよいと思います。
④追って壱岐市選挙管理委員会から、お手紙がやってくる。それを受け取って熟読する。
なんとありがたいことに、速達で送ってくださるとのこと。民主主義を維持するためとは言え、送料は行政負担。コストに見合った投票をしましょう。
なお、壱岐市民のために働きたいと願っている多くの候補者の方が、それぞれの思いを込めて選挙公報などで公約や主張をまとめています。多くの方が自らのホームページなどで思いと経験を語っていると思いますので、自分の選択に悔いがないように、しっかり候補者の考えを理解するようにしましょう。
⑤投票用紙を持って、滞在先のお近くの市町村の選挙管理委員会へ書類を開けずに持っていき、そこで不在者投票を行う
どうやら「開封無効」の状態で投票用紙がやってくるようです。送られてくる書類を熟読して、しかるべく手続きをしていきましょう。民主主義のルールを守って、大人としてのふるまいを心がけましょう。
⑥滞在先のお近くの市町村の選挙管理委員会さんが、壱岐市選挙管理員会に送付してくれて、壱岐市選挙管理委員会さんが投票として受け付けてくれる。
どうやら、投票した市町村から、壱岐市の選挙管理委員会への送料は、投票の受付をしてくれた自治体持ちのような気がします。着払いかもしれないけど、いずれにせよ「民主主義を守るコスト」として、行政側が負担してくれます。1票にかかるコストが増えていることに、感謝をしましょう。それだけ、あなたの投票には、世の中が期待をしているのです。
そんなあなたは、ぜひ、期日前投票の意義と魅力を、多くの方に語り掛けていきましょう。ここまで読んだあなたは、私までぜひ体験レポートをお寄せください。体験の内容は人それぞれ。自分で投票した経験談はもちろん、「外に送り出した自分の子どもに投票してもらったよ」みたいな話も含め。