もしも文書箱の上に猫が乗っかったら、あなたはどうしますか? 〜自称ステキ女子の猫の飼い方〜

掲載にあたり運営者より:
本記事は、「合同会社大神企画」がサポートしている、とある事業所において、在宅勤務・リモートワークの形態のもとで、ご家族の大きな支えの元、のびやかに経理事務・Webサイト更新業務などを担当されている40代パートの方のレポートです。大学中退後、複数の事業所で非常勤の勤務を繰り返しながら、現在の職に出会うことになった「精神障害1級」の手帳保持者の方の、率直なお気持ちを寄せていただいたものです。
あらゆる方々の社会参画の実現をめざす一歩として、原文のままご紹介させていただきます。(日常としては、概ねこんな感じです。「たいへんです!猫が…」と一報を受けたときは何事かと思いました。)

どうも、自称ステキ過ぎる女子(41歳)です。
最近はずっと真面目に仕事してますよ、なんて嘘をついておきます。
実際は全然……。そんな事実には蓋をしておきます。今日から頑張るから問題なし。
雇用主のために、雇用主の期待に、大きく応えられるように頑張ります!!!
(と、宣言しないと頑張れない系女子(41歳)ですw)

先日、雇用主とチャットしながらマネーフォワードをチマチマしようと準備していたんです。
そこに我が家の猫様が来て、私の周りをウロウロ。
机の上に乗ってちょこんと座ったのは、マネーフォワードの原稿が入っている文書箱(ただの箱なんだけどw)の上だったのです。
だから私は雇用主に「ちょっと箱の上に猫様が乗ってしまったので、しばらく時間かかります。」と伝えると、爆笑されてしまいました。
私は頭の上に「???」が飛んでいて、なぜ笑われたのか理解できず、ほげほげしていたら雇用主に「猫を退けてみれば良いと思いますよ(笑)」と言われてハッとしました。
「そ、そうか……普通は退けるのか……。」
自分の中にその選択肢が全くなかったのです。そのことに自分で衝撃を受けました。

我が家では「猫様ファースト」で生活しています。
全てのピラミッドの頂点に猫様がいらっしゃいます。
「猫様の上に立てるのは神のみ!!!」という感じで暮らしているため、例えば猫様が仕事中の私の椅子に座ると「猫様待ち」をするのが日常なのです。
だから今回も猫様が移動するのを待つのが至って普通の感覚なので、それを笑われてびっくりしました。
これは、普通では無かったのか……。
これは、ブログのネタになる……!!(キリッ)

我が家の猫様は、現在3歳で黒猫の男の子です。
顔が綺麗系というより可愛い系です。
くりくりの丸い目がチャームポイントかな?
元々はのんびりした感じだったはずですが、夫ちゃんと生活するにつれ気性がちょっと激しくなってきて、夫ちゃんを毎日噛みつく感じで過ごしています。
毎日窓の前で外を眺めるのが好きで、日光の当たる窓際でずーっと座り込んでることが多いです。
性格はもの凄いかまってちゃんで甘えたで、そして最近流行の猫語翻訳アプリで判明したのは、かなりのヤンデレであることです。
「大切な人、私はここ!!私を愛して!!」「恋をしているの」「無視しないで」「私のことを見て」と夫ちゃんに言い、「お前なんて怖くない!!」「獲物が見えているよ」「さあ喧嘩だ!!」と言いながら私に詰め寄ってきたりします。そしてたまに「大好きだよ」というデレを私にも見せてくれますが非常に稀です。非常に悲しい現実だと受け止めています。
それでも私は猫様を尊く思い、尽くして尽くして尽くしまくりです。

最近の悩みは、猫様がどんなご飯をあげても、全部は食べてくれないことです。
カリカリをメインのご飯にしていて、そちらは置いておくご飯にしています。そして朝夕にパウチのウェットご飯をあげています。猫様的にはウェットご飯がメインご飯のご様子。
そちらがいつも気に食わないらしく、色々なパウチご飯を買ってみては食べてくれなくて涙がちょちょ切れます。
たまに勢いよく食べていることがあるので、そのご飯が好きなのかなと2回目にあげると、全然食べなかったりして、やっぱり涙がちょ(ry
まあ、甘やかしすぎてるのは理解しているのですが、私は猫様に自由にのびのびと生活して欲しいと思っています。
猫様がストレス無く安全に健やかに、毎日が猫様にとって幸せであるように……。

私がそんな風に思っているのには、きっかけがありました。
私が以前に飼っていた犬ちゃんです。
真っ白な毛の、マルチーズとチワワのハーフ犬でした。
とても小さな体で、毛並みはとても悪くてゴワゴワしていて、そこが愛おしかった。
まん丸の目でこちらを見つめて、キュンキュン鳴く姿が今でも鮮やかに記憶の中にあります。
その子は……四歳の時に里子に出しました。
理由は私が弱かったからです。
ずっと一緒に居たいと思っていたのに、私は自分のメンタルの弱さから、その一つの命がとても重くなりもう飼えないと判断してしまったのです。
その事をずっと……どうしようもない後悔をし続けています。
その子を飼っていたときの自分の行動も、今はとても後悔しているのです。
全然構ってあげられなくて、いつも寂しそうにキュンキュン鳴いていました。その声を思い出すととても辛いです。
その子の存在したこの家で、私は二度とペットは飼わないと決めていたのです。
でも、どうしようもなく寂しかった。
だから私は自分に対して問いました。
二度と手放さず、二度と可愛そうな扱いをせず、一生一緒に生きて一生大切に出来るのか……。
何度も問うて答えるけれど、自分を自分が許せなかった時期もあり、それを乗り越えて更に問うと私はもう二度と、あの子のような可哀想な命にはしないと自分に誓いました。
そしてある日、猫の里親募集サイトで、黒猫の子猫を見かけて応募してみました。
するとトントン拍子に話がまとまって、黒猫君は私の家にやってきました。
それがもう三年前になるんですね。

その日から、私は猫君とずっと一緒に過ごしました。
子猫の時も、大きくなっても、可愛い我が子として育てました。
私は自分が結婚するとは思っていなかったので、この子と2人で生きていくと決めていました。

そして今、予想外に私が結婚してしまい、猫様と私の2人生活は終わりましたが、きっと猫様は今の方が幸せなのではないかなと思います。
夫ちゃんはとても猫様を愛してくれているし、毎日噛まれて出血しているのに何も言わず、猫様ファーストな私の接し方も理解してくれて夫ちゃんも猫様に跪いてくれていますw
我が家の猫様は甘やかしてきた甘えん坊で、今は適度におやつも食べられるし、ご飯も色々食べているし、遊ぶこともなでなでする事も沢山してもらい、それでも本当にこの子は幸せなのかは判らないけれど、これからも体調管理もしっかりして、のびのび元気に毎日過ごせるようにしてあげたいと思っています。

だから、やっぱり猫様が文書箱に乗ってしまったら、じっと猫様が移動するまで全裸待機する生活は変わらないと思いますw

※こうした働き方を広げるための資金的サポートをしてくださる方を探しています。詳しくは、一般社団法人STANDARD KOGAの基金に関するページをご覧ください。

※こうした働き方を広げるための考え方は、事業概要「社会に参画するための「障害」を乗り越える支援」のページをご覧ください。

 

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